理由としては、
・重い
・お金がかかる。
・運用が非常に面倒
など。
私が長らく愛用してきた、Fujifilm HS10。 見た目は一眼風だけど、センサーはコンパクトデジカメ。 望遠側は暗いけど、広角側のレンズが明るく、 動画も撮れるので、今でもときどき使う。 |
広角側が明るいから、ここまで暗い状況下でも そこそこ撮影できてしまう。 |
上記のネガティブなポイントは今でも変わっていないけど、
「中古」の「マイクロフォーサーズ機」を
「明確な目的を持って使う」場合、
強くおススメができる。
いまどきの中古品は、お店側で 美品かどうかなどを表示している。 美品は液晶画面を見てのとおり、ほぼ新品のものもある。 |
中古でも付属品全部付きというものも結構ある。 |
レンズ交換型カメラは、 「レンズを安く買うために、ボディセット品を買い、 その後ボディだけを売る」という人がいるため、 ボディが新品同様なのに、中古扱いで出ているものが多い。 |
結論から言えば、
GR Digitalのような、
「単焦点の高画質デジカメ」を買うつもりであるならば、
マイクロフォーサーズ機は、本当におススメ。
この美しさ。中古ではないと思う。ちなみに 古い世代のPanasonicのマイクロフォーサーズ機は、 日本製のものが多い。 |
「私はズームは使わない。
携帯電話のカメラみたいに、
自分から被写体に近づいて撮影する」という
単焦点レンズでも「抵抗の無さそうな方」に対して、
「おススメのデジタルカメラは?」と聞かれた場合、
私は
撮影対象物が、人物や食事などがメインの方なら、
ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GF5(予算が無いならGF3)
レンズ:SIGMA 30mm F2.8 DN(中望遠の画角)
をおススメし、
撮影対象物は、風景がメインの方なら、
ボディ:Panasonic LUMIX DMC-GF5(予算が無いならGF3)
レンズ:SIGMA 19mm F2.8 DN(広角から標準の画角)
を薦める。
(どちらも、2万円半ば~後半くらいの価格。)
これは、私のDMC-GF2に SIGMA 30mm F2.8 DNをつけた状態。 |
ちなみに、SIGMA 30mm F2.8 DNのフードは こんな感じに、ひっくり返してつけられる。 |
レンズ単体だとこんな感じ。 35mm換算60mmなので、風景撮影には あまり向かないけど、人物撮影には最適だと思う。 |
それぞれの組み合わせで使っている方が、
「花を美しく撮りたい!」となったら、
普段の取り回しは非常に面倒で使いにくいけど、
花の撮影には無類の強さを発揮する
レンズ:SIGMA 60mm F2.8 DN(望遠の画角)
の追加をおススメする。
(1万円台半ば~後半で購入できるレンズ。
人気レンズの為、中古でも少し高め。それでも安いけど。)
これはかなり使い込まれた中古品なので、 文字が一部消えている。 |
もう、このレンズの描写の美しいこと! 花の写真を撮るときは必須のレンズ。 人物の顔をドアップで綺麗に撮る時にも良いかも。 |
私は写真の撮影技術は低いけど、 このレンズを使うと、背景はボケるし、 光の部分は円形に近くなる。 この円が 街灯と、車のハザードランプである、 とは、とても見えないと思う。 |
レンズは、新品であっても、中古であっても、
SIGMA F2.8 DNシリーズが飛びぬけてコストパフォーマンスが高い。
(中古なら、全て1万円台で買える。)
付属のケースも しっかりしたものがついてくる。 |
単焦点レンズでの運用を前提に、
マイクロフォーサーズ機をおススメしたが、
レンズ交換型デジカメ全般に言える
運用が非常に面倒な部分としては、
・レンズ交換時にゴミが入ったり、レンズを落としてしまったりする。
・単焦点レンズなどの場合、撮影シーン毎に、適正な焦点距離のレンズに
交換しないと、意図した絵が撮影できない
といった点がある。
このあたりは、
フルサイズ一眼や、APS-C機、マイクロフォーサーズ機
全てに共通している。
(このレンズ交換が楽しい、という人もいるけど、
私には極めて煩わしい作業。レンズ交換中に撮り逃したシーンなどもあるし。)
レンズのカメラ接続側。 ゴミが入らないよう慎重に取り付ける必要あり。 |
こちらがボディ側。なんとデジタルカメラの心臓部 イメージセンサーがむき出し! 同じくゴミが入らないように注意。 |
レンズを取り付けないときは、このように 保護キャップをつける。 |
はっきり言って、
自撮りとか、食事の写真がメイン
という方だったら、
1.7型センサーなどを搭載したコンパクトデジカメや、
それより大型のセンサー(1型など)を搭載した
高級コンデジの方が断然おススメ。
それこそ、CASIOの Exilim EX-100 などの方が、
起動もレスポンスも速く、自撮りも簡単で、軽量。
しかもF2.8通しのレンズ。
(広角でも望遠でも明るさが変わらない。)
目的(軽量、広角で、しかも
自撮りに最適な上向き180度に開くチルト式液晶付き)
を達成しつつ、
一眼買うより、トータルコストは全然低く抑えられる。
愛用しているDMC-G5もチルト式液晶。 これは閉じている状態。 |
自撮り用に自分にも向けられるし、上向きや 下向きも出来る。 |
あと、センサーの大きい一眼だと、シャッター音が大きいので、
外食での撮影にとても躊躇してしまう。
DMC-GF2ボディ。Panasonicの新しい製品だと 電子シャッターがついていて、音を消すことができるけど、 古い機種は、メカニカルシャッターなので、 シャッター音は、かなり大きい。 |
お金がある人なら、Panasonic DMC-LX100がおススメ。
コンパクトさと、高画質、高機能をここまでバランスよく
搭載したカメラは中々無い。
(正直、私も欲しい。レンズも 広角F1.7 - 望遠F2.8と、とても明るい。
でも高くて買えない。)
私が中古のマイクロフォーサーズ機を
メインにしている理由のひとつは、
上記のような、高性能コンパクトデジカメを買えないから。
本音を言えば、軽量だし、小さいし、
レンズの交換しなくても焦点距離を変えられるから、
LX-100は喉から手が出るほど欲しい。
私が中古のマイクロフォーサーズ機を買った
そもそもの きっかけは、
愛用していたRicoh GX100が壊れたことに続き、
その次のFujifilm XF1が初期不良で使えなくなったから。
これです。超美品。 |
Fujifilm XF1は、スペックだけ見たら、理想的なカメラなのだけど、
数あるFujifilmのカメラの中で、このカメラのみ、
電源を入れる機構(レンズを手動で繰り出す)の耐久性が低く、
壊れやすいという致命的な欠点があった。
(だから中古相場が異常に安い。)
このレンズを繰り出して、 電源を入れる機構になっているのだけど、 これがとても壊れやすい。 (電源を入れても、自動で切れてしまう。) |
見てのとおり、本当に中古?と思うくらいの美品。 このころのFujifilmのXシリーズは全て MADE IN JAPANだったので、信頼していたのだけど こういう不具合は本当に残念。 |
普段からFujifilm HS10を愛用していて、
そのタフさを信頼していたから、本当に驚いた。
手前が現在の愛機DMC-G5。 奥がHS10。G5のコンパクトさが 伝わってくると思う。 |
このことから、Fujifilm XF1に近い性能を持ちつつも、
価格が安く、故障の原因が少ないもの、という部分から、
マイクロフォーサーズの中古に目をつけた。
マイクロフォーサーズは、PanasonicとOlympusが主導で
カメラを作っており、それぞれに素晴らしいカメラがある。
そこそこ市場も熟成してきているから、
古い世代の機種の中古は、とても安く購入できる。
マイクロフォーサーズのロゴ入り SIGMAのレンズキャップ。 |
それぞれ、標準的な機能を持った、コンパクト機なら、
ボディだけなら7,000~8,000円で買える。
(レンズとあわせて購入しても、場合により
高級コンパクトデジカメの中古よりも安い。)
例:
Fujifilm X10:古い機種にも関わらず、2万円台半ば~後半が相場。
マイクロフォーサーズ:
PanasonicのGFシリーズ(コンパクト機)を例に出すと、
初代のGF1でも、世代の新しいGF3、GF5でも、8,000円~1万円を切る価格。
これに非常にコストパフォーマンスの高い、単焦点レンズ
SIGMA 30mm F2.8 DN
(新品で17,000円前後、中古なら12,000~15,000円ほど)
を装着すれば、ほぼ同じ価格か、低い価格で、
同等以上の高画質、高機能を手に入れられる。
私の現在のメイン機種「LUMIX DMC-G5」 |
私はGX100を購入するのと同じ位の金額で
DMC-GF2(レンズキット)を購入したが、
コンパクトさでは、GX100に負けるものの、
手振れ補正が無いレンズであっても、手振れしにくく、
オートフォーカスも とても速く、背景も綺麗にボケて、
非常に使いやすく感じた。
GX100。コンパクトで良かったのだけど・・・ なんせ、手振れ補正がまるで効かない! (手振れ補正機能があるのに・・・) |
望遠側での描写は本当に美しいのに・・・ あまりにも使い方が難しいカメラ。 おかげで私も真剣に勉強できた。 |
とはいえ、どうしても綺麗に残したかった写真があり、 それがブレブレの 何がなんだか分からない写真でしか残っていない。 二度と撮れないので悔やんでも悔やみきれない。 (当時GF2を持っていれば、と時々思う。) |
GX100、GR Digitalを買うより、
マイクロフォーサーズ機の最廉価ボディと
SIGMA 30mm(広角寄りが欲しいなら、19mm) F2.8 DNの
組み合わせの方が
圧倒的なコストパフォーマンスを得られる。
(あまりに綺麗な絵が撮れるから、カメラで撮影するのが楽しくなる。)
単焦点レンズは、読んで字のごとく、
焦点距離が定まっており、ズームが出来ない。
被写体を大きく写したいのなら、自分で動いて近づく必要があるし、
近すぎる場合は、カメラを離すか、
より広角寄りのレンズに交換をする必要がある。
これを手間に感じる人には、おススメしない。
何故、標準ズームに触れず、
単焦点レンズの話ばかりするのか、といえば
デジタル一眼カメラ全般に言えることだけど、
標準ズームレンズは、暗い。
( 広角側でもF3.5、望遠側だとF5.7前後という、とても暗い状態。)
これが、Panasonicの標準ズーム。暗い。 |
標準ズームレンズを装着したところ。 暗い上に、長いので、取り回しも面倒。 |
ちなみに、なぜキャップが Pentaxか、というと・・・。 |
大きさが同じで、より外れにくいから。 (標準のキャップは、見てのとおり、飛び出しているので、 いつの間にか外れていたりして、結構気を使う。) |
レンズ交換型カメラ用の、明るいズームレンズは、大体8万円以上する。
1本あれば確かに便利だけど、
そのレンズ代で、レンズ一体型の
高級コンパクトデジカメが購入できてしまう。
(そう考えると、DMC-LX100が、どれほどコストパフォーマンスが
高いか分かると思う。このレンズと同じ明るさのレンズを買えば、
ボディとあわせて10万円越えは確実なコース。)
レンズ交換型のカメラを買うメリットは、
単焦点レンズを買う場合に限り
・低価格で、高画質のシステムを得られる。
・ボディが壊れても、レンズさえ生きていれば、
非常に安い値段で ボディを再購入できる。
といったところ。
つまり、それだけレンズの価値が高い。 |
だからこそ、レンズ保護フィルターは必須。 |
こんな感じのもの。 |
私の常用レンズ「SIGMA 30mm F2.8 DN」。 このレンズに付属のフードと、 別売りの保護フィルターをつけたところ。 |
取り外して、付属のケースに収納も出来るけど、 普通はつけっ放し。 |
あと、私がマイクロフォーサーズにこだわったのは、
レンズそのものが小さいため、システム全体が軽くなること。
(フルサイズ一眼だと、レンズが大きくなり、
全体として とても大きく重いシステムになる。)
DMC-G5をケースに収納。 このコンパクトさ! |
高性能機であっても、これだけ コンパクトで軽量なのが マイクロフォーサーズ規格の良いところ。 |
さらに、Panasonicのマイクロフォーサーズ機
(DMC-GH2以降、および DMC-G3以降限定)に限って言えば
動画の画質がとても美しい。
私は仕事で動画を撮影する事が多いため、
Panasonicのマイクロフォーサーズ機は
絶対に手に入れたかった。
標準ズームレンズで撮影すると、正直
コンパクトデジカメレベルの
Fujifilm HS10の方が綺麗なのでは、と
思うこともあったけど、
SIGMA 30mm F2.8 DNで動画を撮影したときは、
その美しさに、感動した。
(もちろん、コレより明るく、綺麗に写るレンズはたくさんある。
しかし、お値段は3万円以上から、となる。)
私は、GF2の中古を購入した際、セットでついてきた
LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.(H-H014)という
「広角でありながら明るい」
レンズを所有している。
(単体で購入すると3万円近くする。
世代の古いカメラの、中古のセット品だから、
破格で手に入れることができた。)
このレンズ。コンパクトだし、広角で撮れるので、 普段使いにはありがたいのだけど・・・。 個人的にはSIGMA 30mm F2.8 DNの描写の方が好み。 |
でも、SIGMA 30mm F2.8 DNは、設計で無理をしていないからか、
とても綺麗に写るため、
普段はSIGMA 30mm F2.8 DNを常時つけっ放しにしている。
(LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.は、
どうしても広角が必要な場面以外は使わない。)
スマートフォンのカメラだと、のっぺりする、
背景を綺麗にぼかした写真を撮りたい、という人には、
SIGMA F2.8 DNシリーズのレンズと
マイクロフォーサーズ機のボディの組み合わせを
強く強くおススメする。
SIGMA 30mm F2.8 DNとDMC-GF2。 意外とコンパクト。 本当にこのレンズは素晴らしい。安いだけでなく、 AFも速いし、綺麗だし、使いやすい。 |
SIGMA F2.8 DNシリーズは、手振れ補正が無いレンズだけど、
何故か手振れ補正付きのコンパクトデジカメ(GX100など)
より 手振れが起きにくい。
SIGMA F2.8 DN レンズを使いつつ、手振れ補正も欲しい人は、
OlympusのPENシリーズをおススメ。
(こちらは、ボディ側に手振れ補正がある。
デザインもオシャレで安っぽく見えない。
写真しか撮らないのであれば、
Olympusボディの方が便利かも。)
0 件のコメント:
コメントを投稿